社会教育施設について

「社会教育」をイメージしやすくするものとは何か。
それが「社会教育施設」といわれる専用の機関です。

これはちょうど、学校教育が行われる施設が「学校」であるように、社会教育が行われる施設全般を指しています。

具体的にいえば、公民館図書館博物館科学館美術館など含む)、体育館などがそれにあたります。

そう。
実はこれらは教育施設なんですね。社会の中の。

(ちなみに、ここから「社会教育」が指す「教育」の範囲が広いことも分かってもらえると思います)

ユースワークの話から少し離れてしまいますが、必ずまた戻ってきますので、今回はそのお話です。

 

社会教育施設のコンテンツ 〜 ハードとソフト

公民館、図書館、博物館や科学館、体育館…。
これら社会教育施設が市民に提供する「コンテンツ」を捉える際は、ハードソフトに分けて考えると分かりやすいです。

ここで「ハード」とは、施設の設備や備品に関することです。

例えば、図書館のハード面のコンテンツは蔵書(や読書スペース)であり、博物館や科学館は展示であり、体育館はトレーニング器具やスポーツができる空間そのものになります。
公民館は、一旦置いておきます。

対して、「ソフト」とは、学校でいうところの授業のことです。
それは、このような施設では「主催事業」と呼ばれることがあります。
あるいは「講座」や「イベント」という理解でも、まぁ、問題ありません。

では、上記の社会教育施設での「主催事業」とは何か?

知らない方も案外多いと思われるので説明しておくと、これらの施設では種々の「主催事業」が開催されているのです。

例えば、図書館では読書会読み聞かせ講座が開かれたりしていますし、

参考

読書会豊橋市図書館

参考

「中高生のための読み聞かせ講座」報告山口県立山口図書館

 

博物館・科学館・美術館では学芸員による講座が開かれたりしています。

参考

はくぶつかん講座名古屋市博物館

参考

一般科学講座蒲郡市生命の海科学館

参考

まちなか美術講座宮城県美術館

 

では、体育館は?
意外にも、スポーツ教室が開かれたりしています。

参考

スポーツスクール調布市総合体育館

利用者が設備を利用する(ハード)という側面だけではなく、開催されているイベントに参加者が訪れる(ソフト)という側面もあるのですね。

 

体育館と似たようなパターンが、公民館です。
公民館でも、生涯学習に関わる講座がもっぱら開催されています(ソフト)。

参考

公民館講座尾張旭市中央公民館

集会のために部屋を利用する(ハード)だけが、公民館の使い方ではないということです。


このように、社会教育施設のコンテンツにはハードとソフトという二面性があります。
ただし、少し補足しておくと、それらは互いに独立しているということでは、決してありません。

すなわち、「ハード」の利用を目的に訪れた市民が「ソフト」に関心を持ったり、「ソフト」事業に参加した市民がその後「ハード」を利用しようとすることがあるなど、相互に影響し合っているといえるでしょう。

学校という建物だけあっても、あるいは授業というコンテンツだけあっても教育機関として成立しないように、社会教育施設もハードとソフトのコンテンツが一体となって運営されているのです(これ、後で大事になってきます)

さて。

ところで、社会教育施設の中でも、とりわけ理解されづらい機関があります。
それが、「青年の家」に代表されるような「青少年教育施設」です。

ユースワークを説明していくには、この施設との関係が重要になってきます。

(続きます)

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